息子が高校2年生の6月のこと。修学旅行に行く前の夕食を食べているときに、『何がほしい？』と聞いてきました。買ってきて欲しいお土産を尋ねてくれるなんて珍しいことで、私はうれしくて『シーサーがいいな』と答えました。

数日経って帰ってくると、みんなにお土産を渡しています。　

が、『こっちの袋にはないなあ』『もう一個の方かなあ』と呟いたままま、……？？…私にはない…💦💦　

まあ、仕方ないか、と思いました。　

息子は、中学に入ったあたりから反抗期が始まり、私の全てが気に入らなくて、毎日イライラしていましたから。

ひと月ほど経ったある日、息子の部屋に入って掃除をしていると…包みやら箱やらが出てきたよ…。

そぉ〜と箱を開けてみると、なんと、シーサーが入っているではないですか‼️  

私にも買ってきてくれてたんだ、と思うと、とても幸せな気持ちになりました🍀

しかし、見つけたからちょうだい　という訳にもいかず、息子がくれるまでは待つことにしましたよ。

……  …… 腐るものじゃないけどなぁ……  ……

…忘れてるんかなあ……  なんて思ってるうちにまたまた時間が経って、私自身もなんとなく記憶が薄れていた、ある夏の日。

突然、

『これ、あげる』と言って、渡してくれました。

開けてみると、ピンクのシーサーが笑っていました。

とてもうれしかったあの夏の日は、私の誕生日の前日でした。

今年もまた、私の誕生日がやってきます。

あの日のことを、思い出しています。

今、ピンクのシーサーは、私の車に乗っています。

私のことを毎日守ってくれる大事な〈守り神〉です。

いつも、ありがとう🍀